子供の成長をお祝いする節目の行事が七五三。
男の子は5歳(袴着の儀)、女の子は3歳(髪置きの儀)と7歳(帯解の儀)に行います。
年齢の考え方は生まれた年を1歳とし、新年(1月1日)を迎えると1つ歳をとる「数え年」で行ってきました。
近年は、誕生日に1つ歳をとる「満年齢」で行うことも増えてきています。
地域の考え方によって異なるので、ご夫婦の両親に聞いてみるのがいいでしょう。
正式な参拝日は、11月15日に行います。
しかし、神社も写真館も混み合うので、10月から12月初旬の都合の良い日に参拝するのが一般的です。
ご家族で日程が決まれば、神社に問い合わせしましょう。
神社は赤ちゃんのお宮参り同様、生まれた土地の氏神様が祀られている神社を選ぶ方が多いです。
または、ご家族のお気に入りの神社を選ぶ方もいます。
神社での撮影を希望される場合は、問い合わせの時に撮影していいか確認しましょう。
確認せずにカメラマンに出張撮影をお願いすると、トラブルの原因になってしまうかもしれません。
撮影当日、神社の前でお願いしたカメラマンと合流します。
まずは、鳥居をくぐる前に一礼。
鳥居の真ん中は神様の通り道なので、端をくぐるようにしてください。
鳥居をくぐったら手水舎に向かい、そこで両手を清めて口をすすぎます。
手水舎での正式な作法は、
- 右手で柄杓を持って水を汲み、左手を清める
- 柄杓を左手に持ち替えて水を汲み、右手を清める
- 再度右手に持ち替えて、左の手のひらに水を注ぎ口元をゆすぎます
- 口元をゆすげたら、左手に水をかけて清める
- 最後に水を入れた柄杓を立て、持ち手の方に水を掛けて元の位置に戻す
以上の流れになりますが、これを子供にさせるのは大変なので、それっぽい形だけやればOKです。
準備ができたので神社の事務所に行き、拝殿などでのご祈祷へという流れになります。
ご祈祷料は、事務所に行ったタイミングで渡すのが多いでしょう。
白い封筒または祝儀袋に、5,000円〜10,000円程度入れます。
表書きは、上段に「御初穂料」もしくは「御玉串料」、下段にお子さんのフルネームを記入したものを準備し、スムーズに渡せるようにしておくのがオススメ。
もしご祈祷料は地域や神社によって異なる場合があるので、お問い合わせ時に目安金額を確認しておきましょう。
神社によっては、拝殿などの室内での撮影はNGの場合もあるため、お問い合わせ時の確認が大切です。
ご祈祷の流れは、神主さんが優しく説明しながら導いてくれるので安心してください。
もし可能ならお家で、神社の願掛けの基本作法である「二礼二拍手一礼」を練習しておいてもいいかもしれません。
- 二礼:神前に向かって2回深くお辞儀をする
- 二拍手:胸の高さで手を合わせて2回拍手。感謝の気持ちを込めて祈念し、手を下ろす
- 一礼:再度深いお辞儀を1回する
ご祈祷が終わったら、神主さんから千歳飴などがいただけます。
無事にご祈祷が終われば、カメラマンとの撮影タイム。
七五三の時期は、神社の中が同じような親子連れで混雑します。
大声を出したり、走り回ったり、他のご家族に迷惑をかけないように注意しましょう。
ご家族の服装は、和装なら着物、洋装ならスーツといった正装が基本。
お子さんは慣れない着物で歩きづらくて、駄々をこねる場合があるため、抱っこしやすい洋装が1人いると楽かもしれません。
お子さんのご機嫌を取るため、お気に入りのおもちゃやお菓子などがあるといいでしょう。
また、カメラマンに事前に共有しておけば、連携プレーで笑顔を引き出しやすくなります。
親の機嫌はお子さんに連鎖することもあるため、安心して任せられる写真館にお願いするのが理想です。
当写真館は女性カメラマンが撮影するので、安心感があってリラックスできたと言っていただけます。
どんな写真を撮るのかは、Worksでご確認ください。